一般の人にはわかりにくいと思うんですけど・・・
強迫神経症の人間の感じ方です。
いや、ひょっとしたら「普通の」人と連続的につながっていて、
自分ではわからないペースで徐々に徐々に強迫神経症の精神状態に
近づいていくのかもしれませんから参考になるかもしれませんね。
つまり、「きれい」と「汚い」はどこで分けているんだろうということですが、
これは人それぞれ違うのではないでしょうか?
きれい汚いの線引きですね。
ここまではきれいだけどこれ以上は汚いと感じるライン。
これは人それぞれ違っていて、
「なぜ汚いの?」
と聞かれても明確には答えられないものなのではないでしょうか。
そして、強迫神経症の場合、この線引きが細かくて厳しいのですね、たぶん。
ここからあっちは汚い、という基準が厳しいんです。
さらに単純な基準ではなく、他人には理解できないような線引きをしている。
きれい汚いを厳しく分けているので、
きれいにするための行動も何をどういうふうに何回すべきかが厳しく決められている。
これが「強迫行動」ですね。
私の場合は他人に触れるとなぜか「汚い」と感じる。
それで手を何回洗うだとか、除菌ティッシュで何回拭くだとか決められているというわけです。
こんなことは人には理解できない。それどころか自分にも理解できません。
なんで汚いって感じるの?と自分に問いかけても答えは出ません。
むしろ汚くなんかないと、理性的には考えている。
それにこんなことしていては人に嫌われてしまう。
それでも気になって仕方がない。いつまでも頭から離れない。
呼吸まで苦しくなってきます。
そして、こんなに気になるくらいなら、「強迫行動」を済ませてすっきりしよう・・・
となってしまうわけですね。
気をつけなければならないのは、油断すると強迫神経症はどんどん悪化していくということです。
私などはまだ2回洗うとか2回拭くとかですんでいますが、
一回の手洗いで石鹸一個使いきってしまう人もいるそうです。
たとえ手がボロボロになっても・・・
知らない間に少しずつ少しずつ基準が厳しくなっていくんですね。
しかしこのことは、強迫神経症の改善にも役立てることができるのではないかということですね。
つまり少しずつ少しずつ基準をいい加減にしていくということが。
私も一頃に比べればだいぶ楽になってきましたよ。

