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不潔恐怖が高じて

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手をマメに洗う、なんてレベルならいいのですが、
私の場合ちょっと程度が過ぎてしまったようです。

とりあえず何か気になったら手を洗うということになってしまったんですが、
洗う時には石鹸を使って前腕部の半ばまで2度洗いしないと気がすみません。

まあ、強迫神経症が悪化してしまうと、例えば、
「10回洗わないときれいにならない」
とか自分でルールを決めてしまって、それを逐一実行するわけですから、
それに比べれば私は楽なもんです。

気になったら手を洗うといいましたが、じゃあ何が気になるようになっていったか。
高校生になった頃くらいから、弟のことを汚いと思うようになった。
一緒に暮しているのに困ったもんです。
それで弟が触ったものは汚いと感じるようになって、
それに自分が触れてしまった場合は手を洗うようになりました。

最近はこの強迫観念はだいぶ緩和されましたが、代わりに(?)別のところに出てきました。
どうも、他人に触れるのがいやなようです。
他人のことを汚いと思っているのでしょうか。失礼な話ですが。
だから最近は外に出ましても、ドアノブとかつり革とか、極力触らないようにしています。
もちろん他人に直接触れることもできるだけ避けます。

触れてしまったらどうするか?

手や腕であれば洗います。それ以外は除菌ティッシュでしつこく拭きます。
除菌ティッシュを必死に使っている私を見て、周りの人は何と思っているでしょうね。
それでも気になるからやらずにはおれない。

では外から帰ったらどうすると思います?
私はただでさえ狭い室内を、「きれいエリア」と「汚いエリア」に分けています。
見た目がきれいか汚いかは別として、私の心の中では分けられているんですね。

外から帰って夕食を食べるまでは「汚いエリア」ですごします。
その後30分くらいかけてシャワーで体を隅から隅まで洗ったら、
初めて「きれいエリア」に入れることになっています。
体をきれいにした後に「汚いエリア」を歩かなければならなくなったときは
「きれいな」スリッパを履いて歩きます。

本を買って帰ったときはさあ大変。本はそのままでは読めません。
それで、除菌用アルコールを使って消毒します。
アルコールをウェットティッシュにしみこませたものを常備していますので
それで本の全体を4回拭きます。
そうですね。強迫神経症の者にとって、回数は重要なんです。
そしてご想像通り、大事な本はボロボロ・・・・
でもそれで安心して読めるってわけです。

それじゃあ、引越しの時はどうするんだ、と。
今の部屋に引っ越した時は6畳ほどの「きれいエリア」をつくるために、
3時間くらいかけて除菌作業をしました。除菌用アルコールで何度も拭いたのですね。
まあ、当然拭いてないところがありますが、そこが「汚いエリア」です。
窓も壁も「汚い」対象ですね。除菌してないから。
だからシャワーの後には触れません。シャワーで体をきれいにしたあとは窓の開閉もできぬ始末。

そんな私の話を聞いてどう思いました?
「馬鹿じゃないの?」と思いませんでした?
そうなんです。自分でもばかばかしいと思っているんですよ。
それでもやめられないのが強迫神経症のつらいところです。

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